SNSと学習

英語学習SNS「iKnow!」誕生の裏側--運営会社セレゴに迫る


先日米国に留学中の友人から教えてもらった英語学習SNSiKnow」。実際に使ってみたところ、とても使い易い。テストでライティング(キーボード打ち)、音声、意味の選択を何度も行うなど、英語を確実に根付かせようとする試みが嬉しい。また、学習のスケジュールをすべて管理してくれる。これが他のネットサービスと同じように無料で使えるのもいい。

特徴的なのがSNSの仕組みを取り入れている点。友人と共に競い合ったりして学習できる。これは単なる英語学習ソフトではできない。

これって何かを学習する上でとても重要なポイントではないだろうか。英語のレッスンにしろ何かのレッスンにしろ、一人で学習プログラムに沿って学ぶにはかなりの心構えが必要だろう。一人よりも友人と一緒に学んだほうがはるかに学習効率がいいのではないだろうか。

そういう意味では、SNSと教育って実はとても相性がいい気がする。SNSの友人たちとの繋がりが教育(学習)によい効果をもたらすのではないだろうか。教育は、単に情報だけでなく、教える者(先生)と教わる者(生徒)の関係、さらに同じように教わる者同士の関係(友人)が、知識の構築に大きく関わっている。友人同士の競争はもちろん、お互いに教え合う行為や、友人たちとの共同作業など。このような行動と学習が簡単にSNS上でできるようになればいいですね。

これがうまく仕組み化できれば、個人の創造力を伸ばす教育に使えそうだ。また、学校への導入、教育プログラムへの導入なども考えられる。ネット上でも実際のクラスが再現されたら面白そう。もちろん、リアルと同じようにいじめとか負の側面も出てきそうですが。